藍の歴史や⽂化を研究・伝承しながら、現代における藍の新たな可能性を追求しています。
地域を限定することなく藍⽂化の活性化を図り、現代の⽇本の暮らしのなかに「藍」が再重⽤されることで⽂化が継承されていくことを願って活動しています。
「藍」というと浮かんでくるのは、深みのある独特の⾊味。
ジャパンブルー、サムライブルーといったところから、⽇本らしい染⾊や布製品をイメージされる⽅も多いことと思います。
けれども、それは「藍」という植物の⼀端に過ぎません。
古くから⽇本の暮らしに根付いてきた藍は染めの原料としてだけでなく、もともとは多くの機能を持つ薬草としても重宝されていました。
たとえば煎じて飲んだり、⾷べたり、肌に塗ったり、旅に出る時は懐に⼊れて出かけることもあったのだとか。
吸湿性も⾼いので⾐服の染めに利⽤されることはもちろん、他にも建材に混ぜて住まいを清潔に保つことも。
種・茎・葉、それぞれに使いどころがあり、私たちの暮らしに⽋かせない⼤切な存在でした。
ところが戦後の⾼度経済成⻑を経て暮らしが便利に、効率化されていく流れのなかで、藍が本来持っていた⼒は忘れ去られていきました。
使われなくなると、当然つくられなくなっていく。
かつては⽇本に15000ヘクタールあった藍畑も今では25ヘクタールにまで縮⼩、わずか東京ドーム5個分にまでなってしまっているのです。
「藍⾊」は⽇本の⾊とイメージされることが多い関わらず、その「藍」をつくる環境といったら⾵前の灯⽕なのです。
⽇本⼈の暮らしを健やかに育んできた藍。
私たち藍LABOでは藍の歴史や⽂化を研究・伝承しながら現代における藍の新たな可能性を追求しています。
地域を限定することなく藍⽂化の活性化を図り、現代の⽇本の暮らしのなかに「藍」が再重⽤されることで⽂化が継承されていくことを願って活動しています。